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ペットのことをもっと知ろう!行動としつけ

犬の食糞症(自分のウンチを食べてしまう行動)とは?

「うちのワンちゃんが、ウンチを食べて困るんです。」と言う質問をされることがよくあります。ウンチを食べるという行動は、人間の目から見ると、確かにひどく異常な感じがするものです。しかし、犬では、母親が仔犬のおしっこやウンチを食べるのは、自然な行動としてインプットされているもの。そのため、自分のウンチだけでなく、猫などの他の動物のウンチも好んで食べる場合もあり、とくに仔犬が食事の不足を補うため、あるいは一種の探索行動としておこなうことも多いようです。

自分の排泄物を食べるという行為は、我々人間にとっては受け入れがたいところがあります。しかし幸いにして、犬がそれにより体調を崩す心配はあまりありません。ただ、自分以外のウンチを食べる場合は、寄生虫や伝染病の危険があります。飼い主の努力で、絶対近づかせないことが必要です。

食糞については、残念ながら今のところ、完全な特効薬はありません。成長期に見られるものは、年齢と共に落ち着く場合が多いようです。

一般的に考えられている対処方法をいくつかあげてみますので、お困りの方はぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

第1番目は、食事の量や質、回数を再検討してみることです。
もしあなたの犬が食欲旺盛な若い成長期にあたる場合には、食事の量や回数が少ないとお腹が空いてウンチを食べ始め、それが習慣化していることが考えられます。食後、物足りなさそうにしていたり、食事を待ちきれずにガツガツ食べる場合には量や回数を増やしてみてはいかがでしょう。また、食事に含まれる栄養素や一部の酵素の欠乏も同様の問題を起こす可能性が報告されています。年齢にあったバランスのよい食事や栄養補助食品などもありますので、獣医師に一度ご相談されるとよいでしょう。

2番目は、身体の異常によるものではないか、動物病院で確認してもらうことです。
1番目の点とも関連しますが、お腹の中に寄生虫がいるために栄養素の吸収が十分でないなど、身体的な異常によりウンチを食べてしまうケースも考えられます。

3番目は、しばらくの間、ウンチを食べられない状況を作ることです。
規則正しく食事を与えれば、排泄の時間も決まってきます。ウンチの時間にはトイレに連れて行き、人が見ているところで排泄するように誘導して、排泄したらすぐに片づけます。お留守の時間に食べてしまうのであれば、その時間帯にウンチをしないように、食事の時間や散歩の時間を調節してみてはいかがでしょうか。

4番目は、運動や社会的な刺激を与えてみることです。
運動が少なかったり、環境中の刺激が不十分な犬に食糞症が多いとも言われています。仔犬のうちは活発に運動するものですから、散歩の時間を増やし、昼間も退屈しないようにおもちゃを与えたり、活動範囲を広げるなどの工夫してみてください。

最後にその他の方法として、ウンチにタバスコやマスタードなどの犬が嫌がる味を付け、わざとおいておくという方法もあります。最近では、こういった商品がペットショップなどでも売られています。

以上、幾つか対処方法を書いてみましたが、いずれも必ずこれで治ると言うものではありません。あまり深刻に考え込まず、獣医師に相談されることをお勧めします。

なお当動物病院で専門の訓練士がおり、獣医学のみならずしつけの面でのアプローチも可能です。

犬の食糞症(自分のウンチを食べてしまう行動)とは?