ホーム>ペットのことをもっと知ろう!行動としつけ
  • ホーム
  • 院長挨拶
  • スタッフ紹介
  • 診療時間
  • アクセスマップ
  • ブログ

ペットのことをもっと知ろう!行動としつけ

犬は人間の言葉を理解している?

犬は世界に5億匹、400種類以上いるといわれています。

犬が嗅覚、聴覚などに優れていることはみなさんもご存知でしょう。犬は人間の言葉を理解できるという人もいます。しかし、言葉の意味や内容を理解して行動しているわけではなく、それを単に信号として受けとっているのです。

ここで、ある行動学の本で読んだ、「賢いハンス」という馬の話をお伝えさせていただきましょう。

ハンスは足し算ができることで有名になった馬です。

ハンスの飼い主が「2+2はいくつか」と聞きました。すると、ハンスはひづめで床を4回たたくことができたのです。様々な計算をハンスは行うことができました。

最初のうちは、飼い主が答えを教えているのだろうと思われていましたが、学者たちが調べたところ、まったくインチキは行われていないことがはっきりしたようです。学者たちがためしに「3+4は?」と聞くと、ハンスは床を7回たたくことができました。その時横に立っていた飼い主は、なんの合図もしていませんでした。ところが、学者たちが飼い主に見えないところで問題をだしてみると、ハンスは問題に答えられなかったのです。

その謎解きは簡単だったようです。飼い主の細かい動作に回答がありました。ハンスが床をたたいている間、飼い主は息をひそめて見つめていたのですが、正しい回答のところで、無意識のうちに思わず安堵の息をもらしていたのです。

ハンスは一瞬のうちにそれを感知して、たたくことをやめたのです。つまりハンスは周りの雰囲気を敏感に察知することに長けた馬だったのです。

ケリールビー

犬も人間の表情や行為や微妙なしぐさに細心の注意を払っています。また雰囲気から人間の感情まで読み取っているようです。

確かに辛くて悲しいときに愛犬が寄り添ってくれるという話を聞きます。犬が苦手な人はそれが犬にも伝わるという話もありますね。

犬たちは私たちが思っているよりもはるかに私たちのことをよくみているのでしょう。

 

言葉で話ができない分、私たちも犬の行動や尾の状態、表情から気持ちを理解して、家族としてお互いよりよい関係をつくっていけるといいですね。

 

社会化期について

近年では、ペットブームということもあり3世帯に1世帯というほどワンちゃんを飼われる方が、増えてきました。

今回は、1度は聞いたことがあるかもしれないですが「社会化期」という言葉について話をさせていただきたいと思います。

まず社会化期とは何か。

パピー

社会化期とは感覚器や運動機能が発達してくる生後3週齢から16週齢の頃を言います。この時期に視覚や聴覚、嗅覚、触覚にさまざまな刺激を受けると、生活環境中のさまざまな刺激に対して適応能力のあるワンちゃんになると言われています。

逆にこの社会化期に、ワンちゃんや人とのふれあいや刺激のない単調な生活環境で過ごしたワンちゃんは社交性が低く、臆病で環境中の刺激に過剰に反応しやすくなる傾向があります。

 

したがってこの時期にさまざまなものに慣れさせることで、その後に遭遇する環境中の刺激を受け入れやすくしておく必要があります。例えば自転車車やバイク、電車や雷、花火など大きな音に対する恐怖症を持つワンちゃんは少なくありませんが、幼い時期からこれらの音に慣れさせておくと恐怖症(パニックになったりなど)の予防効果にもできます。

社会化期から音だけではなく、走っている自動車やバイク、自転車を見せたり自動車に乗せたり人込みの中を歩いたりといった今後ワンちゃんが必ず遭遇するよう日常的な刺激に慣れさせておくことも、さまざまな問題行動(ムダ吠え、噛み癖など)の予防にもなります。

アン、こゆき

また大きくなっても必ず行くことになる動物病院にも連れて行き、そこでおやつをもらったり、病院で開催しているパピースクールといった子犬さん同士を集 め、ふれあいを目的とした行事に参加してもらうなど、楽しい経験すれば病院を嫌がることもなく今後来てくれるように慣れていってくれると思います。

 もちろん、あまり強い刺激を与え恐い体験をさせてしまうと、逆効果となる場合もありますので無理せず少しずつさまざまな事に慣れさせてあげてください。

犬の食糞(自分のウンチを食べてしまう行動)をする理由

食糞をしてしまう理由

ウンチを食べるという行動は、人間の目から見ると、確かにひどく異常な感じがするものです。しかし、犬では、母親が仔犬のおしっこやウンチを食べるのは、自然な行動としてインプットされているもの。そのため、自分のウンチだけでなく、猫などの他の動物のウンチも好んで食べる場合もあり、とくに仔犬が食事の不足を補うため、あるいは一種の探索行動として行うことも多いようです。

自分の排泄物を食べるという行為は、我々人間にとっては受け入れがたいところがあります。しかし幸いにして、犬がそれにより体調を崩す心配はあまりありません。ただ、自分以外のウンチを食べる場合は、寄生虫や伝染病の危険があります。飼い主の努力で、絶対近づかせないことが必要です。

食糞をやめさせる方法

食糞については、残念ながら今のところ完全な特効薬はありません。成長期に見られるものは、年齢と共に落ち着く場合が多いです。

一般的に考えられている対処方法をいくつかあげてみますので、お困りの方はぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

201981715850.gif
その1:お腹が空かないようにする

食事の量や質、回数を再検討してみることです。もしあなたの犬が食欲旺盛な若い成長期にあたる場合には、食事の量や回数が少ないとお腹が空いてウンチを食べ始め、それが習慣化していることが考えられます。食後、物足りなさそうにしていたり、食事を待ちきれずにガツガツ食べる場合には量や回数を増やしてみてはいかがでしょう。また、食事に含まれる栄養素や一部の酵素の欠乏も同様の問題を起こす可能性が報告されています。年齢にあったバランスのよい食事や栄養補助食品などもありますので、獣医師に一度ご相談されるとよいでしょう。

 

2019817151013.png
その2:病気かどうか確認しましょう

1番目の点とも関連しますが、お腹の中に寄生虫がいるために栄養素の吸収が十分でない場合、膵臓の働きが弱く、消化不良のうんちが出ている場合などは、栄養不足を補うために本能的に食糞をしてしまうことがあります。

 

2019817151130.png
その3:とにかくうんちをすぐに片付ける!

病気ではないけれど、食糞が常習化している…。そんなときには、しばらくの間ウンチを食べられない状況を作ることです。規則正しく食事を与えれば、排泄の時間も決まってきます。ウンチの時間にはトイレに連れて行き、人が見ているところで排泄するように誘導して、排泄したらすぐに片づけます。お留守の時間に食べてしまうのであれば、その時間帯にウンチをしないように、食事の時間や散歩の時間を調節してみてはいかがでしょうか。

 

201981715755.png
その4:ストレス発散!

わんちゃんも運動不足に陥ると、暇つぶしをし始めます。その一環として、食糞をする子がいると言われていますので、運動をさせたり、他のワンちゃんや人と交流させて、社会的な刺激を与えてみましょう。仔犬のうちは活発に運動するものですから、散歩の時間を増やし、昼間も退屈しないようにおもちゃを与えたり、活動範囲を広げるなどの工夫してみてください。

 

201981715755.png
その4:「うんちはまずい!」と教えてあげる

お腹が空いている場合には、多少まずくても、空腹を紛らわすためにうんちを食べてしまうことがあります。お腹をすかせないなどの対策も行なった上で、それでも食糞をしてしまう場合には「ビターアップル」などといったうんちにかける「とてもまずい調味料」をしようして、あえてうんちを食べさせてあげることも。

 最後にその他の方法として、ウンチにタバスコやマスタードなどの犬が嫌がる味を付け、わざとおいておくという方法もあります。最近では、こういった商品がペットショップなどでも売られています。

以上、幾つか対処方法を書いてみましたが、いずれも必ずこれで治ると言うものではありません。あまり深刻に考え込まず、獣医師に相談されることをお勧めします。