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ペットの広場

星空のイヌとネコ

冬は暗く冷たく空気が澄んで、夜空の星がきれいな季節です。

明るい星の多い冬の夜空の中で一番明るく輝く白い星がシリウス。全天で最も明るい恒星であるシリウスを持つのが「おおいぬ座」です。

冬の星座の代表格である「オリオン座」のペテルギウス、「おおいぬ座」のシリウスと冬の大三角を作るのが「こいぬ座」のプロキオンです。

「おおいぬ座」も「こいぬ座」も有名な星座ですし、シリウスは別名「Dog Star」と呼ばれています。

豪華でにぎやかな冬の星座の中でも、夜空のイヌ達は主役級の存在感を見せ付けています。

では、夜空のネコ達はどうでしょうか?

星

現在一般的に用いられている88星座の分類の中で、イヌの星座は「おおいぬ座」「こいぬ座」「りょうけん座」があり、ネコの星座は「やまねこ座」があります。

「やまねこ座」は十七世紀にポーランドの天文学者ヨハネス・ヘベリウスが設定した星座です。(もともとは「山猫または虎座」と命名したとされていますので、いわゆるネコのイメージではないようですが)

 暗い星からできているため見えにくく、星の並びはあまり考慮されていないため、その形から山猫をイメージするのは難しいようで、ヘベリウス曰く「やまねこ座の姿を見つけ出すには山猫のような鋭い目を持たなければならない」。どうもあまりメジャーな星座ではないようです。

ちなみに「りょうけん(猟犬)座」もヘベリウスによって設定されました。

十八世紀にはフランスの天文学者ジェローム・ラランドによって「ねこ座」が設定されました。「ねこ座」はラランドのペットだったネコを星座にしたものでした。

ラランドは大のネコ好きでネコへの愛情によって、いわゆるネコのイメージの「ねこ座」を星座に加えようとしたのですが、どうにも「ねこ座」は支持を受ける事ができず、星座として定着しなかったため、やがて忘れられてしまいました。

星座の世界ではネコの存在感は希薄なようです。