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病院からのお知らせ

◇フィラリア症についてのよくある質問◇


よくある質問を下にまとめましたので、ぜひご覧ください(◍•ᴗ•◍)

✨よくある質問✨
【フィラリア検査ってどんな検査?】
当院のフィラリア検査は顕微鏡で血液の中に子虫がいないかどうかを確認する検査と、成虫の体から出ている粘液抗原を検出する検査の2種類を行います。
ときに親虫のみが寄生し、子虫の感染が認められない、通称「オカルト感染」が認められることがあります。そのため、親虫、子虫両方の検査が必要となります。

【いつまで駆虫すればいいの?】
瀬戸周辺地域でのフィラリア駆虫推奨期間は4〜12月までの9ヶ月間です。3月もしくは4月に検査を行い、4月から駆虫を始めます。

【フィラリア検査せずに薬だけあげちゃダメ?】
必ずフィラリアに感染していないかの確認が必要です。それは、フィラリア感染しているときにお薬を与えてしまうと、致死的な副作用が出る危険性が高いためです。

【去年しっかりと薬飲ませた、もしくは一年に一回の注射を打ったから、感染してないはずでは?】
食べる薬を実はどこかで吐いていた、もしくは腸からうまく吸収されていなかった、などの理由で、フィラリアに感染してしまった事例があります。また、近年、駆虫薬に対して耐性を示すフィラリアが報告されているため、一年に一回の注射でも、必ず検査を行います。

【12月は蚊がいないから薬はあげなくていいんじゃないの?】
フィラリアは蚊を媒介して犬に感染します。感染した犬の皮膚や筋肉の中に1~3ヶ月留まり、少しずつ成長します。やがて、小虫が血管内に侵入すると、その後心臓に棲みついて成虫のフィラリアになります。
フィラリアの駆虫薬は(薬剤により若干の差はありますが)、基本的に血液中にいる小虫に対する駆虫作用がメインであり、その効果が1ヶ月続くわけではなく、投与したその時にしか作用しません。
つまり、蚊がいなくなってからでも、犬の体の中(皮膚や筋肉)には数カ月間小虫が隠れている可能性があるのです。そのため、瀬戸市では11月まで蚊の発生が認められているため、12月までは駆虫が必要です。
(アメリカでは、それでも感染してしまった例があるため、蚊がいなくなってから3ヶ月間の投与をすすめる地域もあります。)

【高齢だから予防しなくていいんじゃないの?】
あまり知られていませんが、フィラリアは症は人にも感染する人重共通感染症です。人への感染を予防するためにしっかりと予防しましょう。